「失念しておりました」は失礼?正しい敬語マナーと言い換え例文

「失念しておりました」は失礼?正しい敬語マナーと言い換え例文について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

「失念(しつねん)」とは、「うっかり忘れること」を意味する謙譲表現です。日常会話で使う「忘れていました」をビジネス向けに改めた言葉であり、「失念」に丁寧語の補助動詞「〜しておりました」を添えることで、目上の相手に対しても使える敬語表現として広く定着しています。

ここで押さえておきたいのが「失念」と「忘れる」の違いです。「忘れる」は事実そのものを指す中立的な動詞ですが、ビジネスの対面やメールで「忘れていました」とストレートに伝えると、やや幼く無責任な響きを与えてしまいます。一方、「失念しておりました」は自身の記憶違いや見落としを一段へりくだって認めるニュアンスを含んでおり、社会人としての品格を保ちながら事実を報告する際に重宝されます。

ただし、相手が忘れていることに対して「〇〇様が失念された」と使うのは重大なマナー違反です。「失念」はあくまで自分側の行為にのみ用いる表現である点を徹底して覚えておきましょう。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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