肩に効かない原因を解明!ダンベルショルダープレスの新常識
肩に効かない原因を解明!ダンベルショルダープレスの新常識の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
ネット上の簡易的な解説記事では「肘を真横に張って真上に押し上げろ」と解説されているケースが散見されますが、これは運動解剖学の観点からは非常にハイリスクな指導です。腕を真横(前額面)に開いた状態で頭上に押し上げる動作は、肩峰(けんぽう)と呼ばれる肩甲骨の屋根と、上腕骨頭の間に棘上筋腱や滑液包を挟み込む「肩峰下インピンジメント症候群」を直接引き起こします。ダンベルショルダープレスで肩が痛い理由の9割は、この肘の開きすぎに起因しています。
肩関節の怪我予防における真相は、「肩甲骨面(スキャプラプレーン)」の活用にあります。人間の肩甲骨は背中に対して平らについているのではなく、前方に約30度から45度の角度で傾いて位置しています。したがって、上腕骨も真横ではなく、体幹から約30度ほど前方に肘を出した状態で挙上するのが最も骨格的に自然であり、関節軟骨や腱板に負担をかけずに三角筋前部と中部へ負荷を集中させることができます。