ドバイはなぜ金持ちばかり?石油依存1%の真相と富裕層が集まる理由
ドバイはなぜ金持ちばかり?石油依存1%の真相と富裕層が集まる理由について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
「ドバイの住民は全員が優雅に暮らしている」という言説は、現場の人口動態を見落とした皮相な見方に過ぎません。ドバイの総人口約360万人のうち、自国民(エミラティ)はわずか10%〜12%程度にすぎず、残りの約9割は世界200カ国以上から集まった外国人です。
「ゆりかごから墓場まで」を超える国民優遇制度
少数派であるUAE国民に対しては、政府から桁外れの手厚い支援が提供されています。ドバイ国民優遇制度まとめとして挙げられる代表的な特権は以下の通りです。
- 無償の住宅用土地提供と住宅建設ローンの免除制度
- 公立学校から海外大学留学までの学費完全無料化
- 国立医療機関での高度医療費が完全無料
- 結婚時の支度金支給(約200万円〜300万円相当の助成金)
- 政府系機関や公企業での高給雇用の優先枠(エミラティゼーション政策)
現地のエミラティは国家の莫大な歳入と富の分配によって極めて高い生活水準を保証されており、これが「ドバイの国民=全員金持ち」と呼ばれる現象の正体です。
外国人間で広がる深刻な格差構造
一方で、人口の9割を占める外国人コミュニティは完全な能力主義と階層社会で構成されています。欧米やアジア圏の金融マン、IT起業家、医師などのホワイトカラー層は月収数百万円を稼ぎ出す一方、建設現場や清掃、タクシー運転手を担うインド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン出身の出稼ぎ労働者は月収5万〜10万円程度で共同生活を送っています。ドバイ貧富の差と外国人労働者の実態は、世界で最も過酷な格差と共存する構造の上に成り立っています。