麻原彰晃「浮いてる写真」の真相解明|空中浮遊トリックと信じた心理

麻原彰晃「浮いてる写真」の真相解明|空中浮遊トリックと信じた心理にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

「麻原彰晃の浮いてる写真」を見る者が最も困惑するのは、激しく動いているはずのジャンプ写真であるにもかかわらず、身体や衣服のブレが極めて少なく、顔の表情が完全に静止しているように見える点です。なぜあのような姿で空間に静止できたのか、その仕組みは極めて原始的な物理運動とカメラの光学技術の組み合わせに集約されます。

この写真の正体は、古典ヨーガのアーサナ(体位)およびクリヤ(浄化法)の一つである「ダルディ・ムドラ(Dardi Mudra:蛙の跳躍)」と呼ばれる筋肉運動です。結跏趺坐(両脚を深く交差させて太ももの上に乗せる座り方)を組んだ状態で、足の甲と太ももの筋肉を一気に収縮させ、骨盤底筋群と腹筋の力で畳を強く押し出すようにして上方へ飛び跳ねます。

実際にこの動作を行うと、膝や足首の関節がロックされているため、跳躍の最高到達点において上半身の姿勢が崩れにくくなります。撮影手法のタネ明かしとしては以下の要素が緻密に組み合わされていました。

  • 高速シャッタースピードの活用:1/500秒から1/1000秒程度の高速シャッター、もしくは短時間発光する外部ストロボ(フラッシュ)を使用し、被写体のブレを極限まで抑えた。
  • 最高到達点(頂点)でのレリーズ:物体が上方に放り投げられた際、上昇から下降へと転じる一瞬、速度がゼロになる「頂点」が存在します。カメラマンはこの無重力に似た一瞬を狙ってシャッターを切っています。
  • ポーカーフェイスの鍛錬:跳躍の瞬間は本来、筋肉に凄まじい力が入り顔が歪みます。しかし麻原は「いかにも軽々と浮いている」ように見せるため、表情筋を緩めたまま飛び跳ねる訓練を重ねていました。
  • ローアングル撮影による高低差の強調:カメラを畳すれすれの低い位置に構えて見上げるように撮影することで、実際には15〜20cm程度のジャンプであっても、視覚的には畳から40〜50cm以上も浮遊しているような遠近感の錯覚を作り出しました。

つまり、あの写真は奇跡の産物などではなく、「結跏趺坐での反復ジャンプを何十回も繰り返し、最も綺麗に静止して見えた瞬間を切り取った奇跡の一枚(ベストショット)」に過ぎなかったのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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