リメンバー・ミー舞台の国はメキシコ!死者の国のモデルと聖地の真相
リメンバー・ミー舞台の国はメキシコ!死者の国のモデルと聖地の真相の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
ミゲル少年が家族の反対を押し切って音楽への情熱を燃やし、やがて先祖たちの世界へと迷い込む本作の舞台は、北米大陸南部に位置するメキシコ合衆国です。
ピクサー制作陣は、構想から完成までおよそ6年もの歳月を費やしました。リー・アンクリッチ監督をはじめとする中核スタッフは、メキシコ各地へ何度も足を運び、現地の人々の家庭に滞在して食事を共にし、祭りの空気感を肌で吸収する徹底したフィールドワークを実施しています。劇中に登場する建築様式、街並みを取り囲む石畳、広場で奏でられるマリアッチの音楽、そして屋台で湯気を上げるタマレス(トウモロコシ生地の伝統料理)に至るまで、すべてメキシコ特有の文化が精緻に落とし込まれています。
なぜメキシコでなければならなかったのか。その最大の理由は、毎年11月1日と2日に祝われるメキシコ最大の伝統行事「死者の日(Día de Muertos)」にあります。ユネスコの無形文化遺産にも登録されているこの祝祭は、故人の魂が1年に1度だけ現世の家族のもとへ帰ってくる期間とされています。死を忌み嫌うのではなく、明るくユーモラスに受け入れ、祖先への感謝を捧げるというメキシコ独自の死生観こそが、本作のテーマである「忘れ去られない限り、魂は生き続ける」というメッセージの骨格となっています。