Netflixで野球中継は見られる?配信されない理由と2026年視聴法
Netflixで野球中継は見られる?配信されない理由と2026年視聴法について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。
潤沢な資金力を誇るNetflixが、なぜ日本で圧倒的な人気を誇るプロ野球や、大谷翔平選手らの活躍で沸くMLBの生中継に踏み切らないのか。メディア業界の構造を取材すると、3つの決定的な障壁が浮かび上がってきます。
第一の理由は、放映権の細分化と莫大なコスト構造です。日本のプロ野球(NPB)は、セ・リーグとパ・リーグで放映権の管理構造が根本から異なります。パ・リーグ6球団が一括してデジタル放映権を管理しているのに対し、セ・リーグは各球団が個別に放映権を保有・販売しています。全12球団の試合を網羅しようとすれば、球団ごとに異なる巨額の放映権料交渉が必要となり、年間数百億円規模の投資が恒常化します。
第二の理由は、Netflixのグローバル配信モデルとの不一致です。Netflixは「世界2億数千万人以上の全会員が同一プラットフォームで楽しめるコンテンツ」に重きを置いています。一方でプロ野球の視聴者は大半が日本国内に集中しており、特定地域のみに向けた巨額のライブ配信投資は、同社の全世界規模の投資対効果(ROI)基準に照らし合わせると優先順位が下がります。
第三の理由は、既存のスポーツ配信プラットフォームによる権利の囲い込みです。日本国内のスポーツ配信市場では、DAZN、J SPORTS、スカパー!、ABEMA、SPOTV NOW、Amazonプライム・ビデオなどが長年にわたり強固な放映権ネットワークを構築しています。後発として参入するには莫大な参入障壁が存在しているのが実情です。