世界一大きい鳥はダチョウじゃない?飛べる鳥や史上最大の絶滅種も徹底比較
世界一大きい鳥はダチョウじゃない?飛べる鳥や史上最大の絶滅種も徹底比較の真相について、専門知識を基に徹底解説します。
ネット上の情報やSNSでは、巨大鳥に関して事実と異なる誤解が散見されます。代表的な2つの誤解を正しく検証します。
誤解1:「コンドルが世界一飛べる鳥で大きい」という説
インターネット上のQ&Aサイト等で「飛べる鳥で一番大きいのはコンドル」と書かれているケースが多く見られます。しかし正確には、「翼開長の最長」はワタリアホウドリであり、コンドルは「翼面積が広く、陸上飛翔鳥類として最大級」という位置づけです。また、飛べる鳥としての「最重量記録」を持つのは、ヨーロッパやアフリカに生息するオオノガン(Great Bustard)やコシジロハゲワシ、あるいは寒冷地に棲むオオハクチョウ(体重最大15kg前後)であり、単一の鳥がすべての項目で1位を取っているわけではありません。
誤解2:「恐竜は鳥になったのだから、昔の鳥はもっと巨大だった」という短絡
「恐竜時代(中生代)に最大の鳥がいた」と思われがちですが、鳥類が真の巨大化を果たしたのは恐竜が絶滅した「新生代」に入ってからです。中生代の鳥類は小型のものが主流であり、白亜紀末の大量絶滅で大型肉食恐竜がいなくなった後、空いた生態系の上位ニッチを埋める形でエピオルニス、モア、フォルスラコス(恐鳥類)などの超巨鳥たちが進化を遂げました。