ゴールデンカムイ月島軍曹の壮絶過去と結末!鶴見への執着と生存理由
ゴールデンカムイ月島軍曹の壮絶過去と結末!鶴見への執着と生存理由の総合ガイドをお届けします。最新トレンドがチェックできます。
月島基の過去と真相が白日の下に晒されたのは、原作コミックス第15巻収録のエピソードです。新潟県佐渡島の寒村で生まれた基は、悪名高い父親の存在ゆえに村中から「悪童の息子」として激しい差別と侮蔑を受けて育ちました。自己肯定感を完全に剥奪されていた少年にとって、唯一の光であり生きる希望だったのが、髪に特徴的な癖を持つ幼馴染の少女「いご草ちゃん」でした。
日清戦争への出征を控えた基は、彼女と未来を誓い合います。しかし、ここから運命の歯車が残酷に狂い始めます。出征中の基を絶望に突き落とすため、彼の父親は村に戻ってきた負傷兵に対し「基は戦死した」という悪質なデマを流しました。その虚報に絶望した彼女は、海へ身を投げて自死したと村中で噂されることになります。帰還後にその事実を知った基は、実家の床下から彼女のものと思われる「髪の毛の束」を発見しました。この瞬間、抑え込まれていた激情と憎悪が爆発し、月島基の父親殺害の経緯へと至ります。基は父親を撲殺し、死刑囚として投獄されることになったのです。
ここで焦点となるのがいご草ちゃんの正体です。彼女は実在した純朴な村娘であり、本名は「チヨ」であることが示唆されています。佐渡の海に生える海藻「いご草」のような縮れ毛をからかわれながらも、基にとっては地獄のような世界で唯一自分を人間として扱ってくれた絶対的な救済の象徴でした。彼女の喪失は、月島から人間らしい感情と生の尊厳を完全に奪い去る決定打となったのです。