【2026最新】モロー反応とは?新生児のビクつきとてんかんの識別法
【2026最新】モロー反応とは?新生児のビクつきとてんかんの識別法についての疑問解決ガイドをご紹介します。
一般に「モロー反応」と俗称される現象の正式な医学名称はモロー反射です。オーストリアの小児科医エルンスト・モロー(Ernst Moro)が1918年に発表したことでその名が付けられました。生まれて間もない乳幼児の生命維持を司る「脳幹」レベルで引き起こされる不随意運動であり、原始反射の種類と役割の中でも代表格に位置づけられています。
赤ちゃんが寝ている最中に突然ビクッと両手を広げる動作には、明確な生理的プロセスが存在します。周囲でドアがバタンと閉まる音、部屋の明かりの急変、抱っこからベッドへ降ろされる瞬間の頭部のわずかな傾きなどを感知した瞬間、頸部の筋肉や内耳の前庭器官が刺激を受けます。すると、赤ちゃんは自分の意志とは関係なく、以下の二段階の動作を瞬時に起こします。
- 第1相(外転・伸展):両腕をパッと左右に大きく広げ、指先をピーンと伸ばす(驚いたようなポーズ)。
- 第2相(内転・屈曲):広げた両腕をゆっくりと胸の前へ戻し、何かにぎゅっと抱きつくように丸まりながら泣き出す。
これが新生児がビクッと起きる理由の正体です。進化生物学的には、親の体から滑り落ちそうになったときに母体にしがみつき、落下を防ぐための生存本能であったと考えられています。つまり、この反射がしっかりと出ていることは、中枢神経系が順調に機能している証拠であり、健康な発達を示すポジティブなサインです。