半グレ集団の実態とは?暴力団との違いとトクリュウの最新手口
半グレ集団の実態とは?暴力団との違いとトクリュウの最新手口について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
「半グレ」という呼称は、裏社会や暴力団取材の第一人者であるジャーナリストの溝口敦氏が2010年代初頭に提示した概念として広く定着しました。「半分グレている」「ヤクザとカタギ(一般人)の中間に位置する」という意味合いが込められていますが、その凶暴性と犯罪規模は既存の暴力団を凌駕する局面を幾度となく見せています。
半グレ集団が勃興した決定的な契機は、1991年の暴力団対策法(暴対法)施行と、2011年までに全国の自治体で整備された暴力団排除条例(暴排条例)にあります。これらの法整備により、伝統的な暴力団は銀行口座の開設、事務所の賃貸、クレジットカードの作成すら困難になり、組織活動が急速に封じ込められました。その結果生じた裏社会の権力と利権の空白地帯へ、法的な規制対象から外れていた不良グループが雪崩を打って進出したのです。
その代表格として社会を震撼させたのが、東京都世田谷区や杉並区を拠点とした暴走族の連合体である「関東連合」や、中国残留孤児の2世・3世を中心に結成された「怒羅権(ドラゴン)」でした。彼らは従来の任侠道のような掟や縄張りに縛られず、金銭的欲望と暴力への衝動をむき出しにして繁華街を席巻。六本木クラブ襲撃事件をはじめとする凄惨な凶悪事件を次々と引き起こし、治安上の最重要課題として浮上しました。