3.11津波の高さはなぜ最大40Mを超えたのか?記録と教訓を検証
3.11津波の高さはなぜ最大40Mを超えたのか?記録と教訓を検証についての真相を徹底解説します。
Q1:東日本大震災の津波の高さで「最大遡上高」と「浸水深」の違いは何ですか?
A1:「津波の高さ」は一般に潮位計で測った潮位の上昇幅(海岸線での海面の高さ)を指します。これに対し「浸水深」は陸上の地盤面から水面までの水深(建物がどれだけの深さまで水没したか)を表し、「遡上高」は陸地の斜面を駆け上がって海水が到達した最高地点の標高(海抜)を意味します。宮古市重茂姉吉の40.5mは「遡上高」であり、斜面を駆け上がった最高到達点です。
Q2:なぜ気象庁の最初の津波警報は実際の津波より低く予測されたのですか?
A2:地震の規模(マグニチュード)がM9.0という未曾有の大きさだったため、通常の地震計の針が振り切れ、震災直後の自動計算システムが「M7.9」と過小評価してしまったためです。この反省を受け、現在の気象庁はマグニチュード8を超える超巨大地震の可能性がある場合、数値を出さずに「巨大」「高い」という定性的な言葉で第一報を出し、即座に命を守る避難を促す運用へ改定されています。
Q3:巨大な防潮堤を作っても津波被害を完全に防ぐことはできないのですか?
A3:防潮堤は津波の到達を遅らせ、エネルギーを減衰させる大きな減災効果を持ちますが、想定を超える津波に対しては越流・決壊のリスクが常に伴います。防潮堤があることで安心してしまう心理的トラップを排除し、「防潮堤は避難時間を稼ぐための時間猶予装置であり、最終的には高台への避難が唯一確実な命綱である」と認識することが不可欠です。