肩が痛くて眠れない夜の正体|四十肩と腱板断裂の違いと楽な寝方

肩が痛くて眠れない夜の正体|四十肩と腱板断裂の違いと楽な寝方の要点を詳しく解説してご紹介します。

Q1:痛む方の肩を下にして横向きで寝てしまいました。大丈夫でしょうか?
A1:一度下にして寝たからといって直ちに組織が壊死するわけではありませんが、患部の毛細血管が長時間圧迫されて組織の虚血が進行し、関節内圧が急上昇して炎症を劇的に悪化させる原因になります。目を覚ました時点で速やかに体勢を変え、痛む肩を上にするか、仰向けで肘の下にクッションを置くポジショニングへ修正してください。

Q2:湿布は温湿布と冷湿布のどちらを貼るのが正解ですか?
A2:患部に触れて明らかな熱感がある場合や、石灰沈着性腱板炎による激痛が始まった直後は冷湿布を選択します。慢性的な疼きやこわばりに対しては温湿布、または血流を促す経皮吸収型の消炎鎮痛テープ剤が推奨されます。ただし、冷湿布・温湿布の温度変化作用は皮膚表面の一時的な感覚刺激による部分が大きいため、冷やしたい場合は氷嚢や保冷剤を、温めたい場合は入浴や保温サポーターを活用するのが確実です。

Q3:四十肩の夜間痛は、一般的にどのくらいの期間で治まりますか?
A3:適切な局所安静と就寝時のポジショニングを徹底した場合、激しい夜間痛が続く炎症期はおよそ2週間から長くて2〜3ヶ月程度でピークを越えるのが一般的です。その後、肩が固まって動きにくくなる拘縮期へ移行します。半年以上も強い夜間痛が治まらない場合は、四十肩ではなく腱板断裂が隠れている可能性が極めて高いため、速やかなMRI検査が必要です。

Q4:市販のロキソニンを飲んでも痛みが引かず眠れません。どうすればいいですか?
A4:夜間痛の主因である関節包の内圧上昇や腱の挟み込みは、飲み薬の成分だけで完全に相殺することが困難です。薬の追加服用は胃腸障害の危険があるため避け、まずは本記事で紹介した「肘の下にクッションを敷いて腕を持ち上げる」物理的な除圧を試みてください。それでも眠れないほどの激痛が続く場合は、整形外科で関節腔内へのステロイド注射やヒアルロン酸注射、局所麻酔薬の投与を受けることで劇的な除痛が期待できます。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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