その胸痛、ただの疲れ?心臓病の初期症状チェックと受診の分水嶺

その胸痛、ただの疲れ?心臓病の初期症状チェックと受診の分水嶺の背景について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

Q1:左胸がチクチクと一瞬だけ刺すように痛みます。狭心症の可能性はありますか?
A1:一瞬(1〜2秒程度)チクッと痛んですぐに消える痛みや、指でピンポイントに痛い場所を指せるような胸痛は、肋間神経痛や筋肉痛、胸膜の刺激によるものが多く、典型的な狭心症である可能性は比較的低いとされています。狭心症の痛みは「手のひら全体で胸を押さえるような広い圧迫感」であり、通常2分から十数分間持続します。ただし、痛みが頻発する場合や労作時に強まる場合は、自己判断せず受診して確認してください。

Q2:会社の健康診断で心電図「異常なし」と言われた直後に胸の違和感が出ました。再受診は必要ですか?
A2:強く再受診をお勧めします。通常の健診で測る心電図は安静時のわずか数十秒間を記録しているに過ぎず、運動時に冠動脈が細くなる「労作性狭心症」や、夜間・早朝に発作が起きる「冠攣縮性狭心症」は見逃されることが珍しくありません。胸の違和感が繰り返されるなら、健診結果に関わらず循環器内科で負荷心電図や24時間ホルター心電図検査を受けてください。

Q3:動悸や息切れを感じるのですが、最初に受診するのは何科が良いのでしょうか?
A3:まずは「循環器内科」を受診してください。動悸や息切れの原因には貧血、甲状腺機能亢進症、呼吸器疾患、パニック障害なども含まれますが、放置して最も命に直結するのが不整脈や心不全などの心疾患です。循環器内科で心臓の器質的疾患や不整脈の有無を真っ先に除外することが、最も安全かつ合理的な診断手順となります。

Q4:胸が苦しい時、救急車を呼ぶべきかタクシーで行くべきか迷ったらどうすればいいですか?
A4:強い胸痛や締め付け感が15分以上続いている場合や、冷や汗・吐き気・息苦しさを伴っている場合は迷わず「119番」で救急車を呼んでください。急性心筋梗塞を起こしている場合、自力搬送の途中で致死性不整脈が発生して突然倒れる危険性があります。判断に迷う軽微な症状の場合は、各自治体の救急安心センター(短縮ダイヤル「#7119」)へ電話し、専門の医師や看護師に緊急性を相談するのも有効な判断手段です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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