亀は何類?両生類との決定的な違いと爬虫類に分類される3つの科学的理由
亀は何類?両生類との決定的な違いと爬虫類に分類される3つの科学的理由の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
Q1:カメは水の中でどれくらい息を止められますか?
A1:種類や水温、活動量によって大きく異なります。活発に泳いでいる時は数分〜数十分おきに息継ぎを行いますが、冬眠中や水温が極めて低い状態では代謝が極限まで落ちるため、数週間から数カ月間水底で過ごすことが可能です。ただし、水温が高い夏場に呼吸を遮断されると、数十分から数時間で溺死します。
Q2:イモリ、ヤモリ、カメの分類上の違いは何ですか?
A2:名前に「モリ(守)」が付く生き物として混同されやすいですが、「イモリ(井守)=両生類」(水辺に生息、皮膚が湿っていて爪がない)、「ヤモリ(家守)=爬虫類」(民家の壁などに生息、ウロコがありトカゲの仲間)、そして「カメ=爬虫類」です。
Q3:海にすむウミガメは海水を飲んでも大丈夫なのですか?
A3:大丈夫です。ウミガメの頭部(目の奥)には「塩類腺(えんるいせん)」と呼ばれる特殊な器官が存在し、体内に取り込んだ余分な塩分を濃縮して目の縁から涙のように排出することができます。産卵時のウミガメが涙を流しているように見えるのも、この塩類腺から塩分を排出している現象です。
Q4:カメの性別はどのように決まるのですか?
A4:多くのカメ類は、遺伝子(性染色体)ではなく「卵が孵化する際の温度(温度依存性決定:TSD)」によって性別が決まります。一般的に産卵巣の温度が約28度以下の低い環境ではオスが、31度以上の高い環境ではメスが生まれます。近年の地球温暖化により、ウミガメの孵化個体がメスに極端に偏る生態系リスクが世界中で報告されています。