メールの「貴社」「御社」使い分け完全版!恥をかかない敬語マナー
メールの「貴社」「御社」使い分け完全版!恥をかかない敬語マナーに関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。
ビジネスメールの現場で頻繁に発生している重大な文法エラーが「貴社様(きしゃさま)」や「御社様(おんしゃさま)」という表現です。「より丁寧に敬意を伝えたい」という心理から無意識に使われがちですが、これは明確な二重敬語(過剰敬語)であり、ビジネス文書としては不適切です。
「貴社」という単語自体に相手組織を高める敬意(「貴」)がすでに内包されています。そこにさらに敬称である「様」を付加することは、「殿様」に「様」を重ねるようなものであり、日本語として破綻しています。
宛名や本文で相手を指定する際の正しい使い分けは以下の2パターンに集約されます。
- パターンA(社名を明記する場合):「〇〇株式会社 御中」または「〇〇株式会社 営業部 役職 氏名様」
- パターンB(代名詞として用いる場合):本文中で「貴社の事業展開に深く共感し……」
社名に直接「様」を付ける「〇〇株式会社様」という表現は、近年のビジネスチャット(SlackやTeamsなど)やメールで口語的に容認されるケースが増えています。ただし、公的な文書や厳密なメールマナーにおいては、「会社名+御中」または本文中で「貴社」とするのが最も隙のない表現です。