地球から太陽までの距離1.5億Km!光で8分、徒歩や新幹線なら何年かかる?
地球から太陽までの距離1.5億Km!光で8分、徒歩や新幹線なら何年かかる?の重要なポイントについて、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
天文学において、広大な宇宙の長さを測る基本の「ものさし」として使われるのが天文単位(Astronomical Unit、記号:auまたはAU)です。
長年、天文単位は「地球の公転軌道の長半径」や「太陽の質量とガウス引力定数に基づく力学的定義」として扱われてきました。しかし、一般相対性理論の効果や太陽質量の時間的微減、各国の観測技術の超高精度化に伴い、測定基準にわずかな曖昧さが生じる課題が生じていました。
そこで2012年8月、北京で開催された第28回国際天文学連合(IAU)総会において、歴史的な決議が採択されました。天文単位は物理定数に依存する変動値ではなく、以下のような正確な確定値として定義されたのです。
1 AU = 149,597,870,700 m(正確に1億4959万7870.7 km)
この改定により、世界中の宇宙航空機関(日本のJAXAや米国のNASAなど)が深宇宙探査機の航法計算や太陽系外惑星の軌道解析を行う際、共通の誤差のない基準値を用いて観測・計算できるようになりました。私たちが「地球から太陽までの距離は約1億5000万km」と呼ぶ際、その背後にはミリ単位まで正確に固定された国際標準の物理単位が存在しています。