トンイ歴代王妃役女優の現在!仁顕王后と仁元王后の軌跡と真相
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劇中で視聴者の涙を誘った最大の転換点が、トンイ王妃降格理由を巡る壮絶な陰謀劇と、仁顕王后の悲劇的な最期です。ドラマ内では、張禧嬪(イ・ソヨン)とその兄チャン・ヒジェが仕掛けた明聖大妃(王の母)への毒殺未遂事件の罪を着せられ、仁顕王后が無実のまま廃庶人(平民への降格)となって宮廷を追われる姿が描かれました。
史実における降格の背景には、西人派と南人派という党派対立と、粛宗役チ・ジニが演じた王の冷徹な政治的決断(己巳換局=1689年)が存在しました。王権を脅かす西人派を抑え込み、南人派の後ろ盾を持つ張禧嬪が生んだ長男を世子に据えるため、粛宗は正妻である仁顕王后を強引に廃位したのです。しかし後に南人派の専横を危惧した粛宗は甲戌換局(1694年)を起こし、仁顕王后を再び王妃へと復位させました。
復位を果たした仁顕王后ですが、その命は長くは続きませんでした。仁顕王后最後死因について、ドラマでは長年の廃妃生活による心労と重い持病(心臓の病)が悪化し、意識不明の重体に陥って息を引き取る様子が描かれています。史料『朝鮮王朝実録』にも、長期間にわたり足の腫れや激しい痛みを伴う難病(壊疽や循環器不全と推測される奇病)に苦しんでいたことが記録されており、34歳という若さで帰らぬ人となりました。パク・ハソンが魅せた、死の直前までトンイと世子の未来を案じる凛とした演技は、本作における最高の名場面の一つとして語り継がれています。