富士山御殿場口新五合目の真実!2026規制と駐車場・宝永山を徹底検証
富士山御殿場口新五合目の真実!2026規制と駐車場・宝永山を徹底検証に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
ネット上の口コミやSNS動画では、「大砂走りを一気に駆け下りる爽快感」「車で直行できる快適さ」といったポジティブな側面ばかりが強調されがちですが、現場には見落とされがちな重大な盲点が存在します。
ネットの誤解1:「大砂走りは誰でも簡単に駆け下りられる」
御殿場ルート名物の「大砂走り(おおすなばしり)」は、七合目付近から新五合目手前まで広がる深い火山砂礫の斜面を、大股でジャンプするように駆け下るダイナミックな下山道です。登りには数時間かかる斜面をわずか1時間足らずで下れる爽快さがありますが、適切な装備がないと重大なトラブルに発展します。
砂礫は非常に細かく、足首の隙間から小石や火山灰が容赦なく靴内に侵入します。足首を覆うショートスパッツ(ゲイター)を装着していない場合、靴の中が小石で埋まり、靴擦れや足の皮が剥がれる激痛で歩行不能に陥る事例が後を絶ちません。また、下山時の砂埃は凄まじく、防塵用のマスクやサングラス(ゴーグル)、耳栓の携行が必須です。
ネットの誤解2:「山頂を目指す場合でも山小屋が多いから安心」
これは他ルートの感覚で御殿場ルートに挑む登山者が最も陥りやすい罠です。吉田ルートには十数軒の山小屋が密集していますが、広大な御殿場ルートには新六合目〜八合目までの間に数軒(大石茶屋、半蔵坊、日の出館、わらじ館、砂走館、赤岩八合館など)しか営業していません。
山小屋間の距離が非常に離れているため、途中で天候が急変したり体調を崩したりしても、すぐに避難できる拠点がありません。2026年シーズンも山小屋の完全予約制が徹底されており、予約のない飛び込み宿泊は原則不可能です。十分な水分(最低2〜3リットル)と行動食を自力で背負い上げる覚悟が求められます。