京都東本願寺なぜ西と分裂?家康の真相と2026最新見どころ解説
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東本願寺の最大のハイライトは、国内のみならず木造建築として世界最大級の威容を誇る「御影堂(ごえいどう)」です。堂内には宗祖親鸞聖人の木像(御真影)が安置されています。
その規模は桁違いです。正面76メートル、側面58メートル、高さ38メートル。堂内に敷き詰められた畳の数は実に927枚に達します。靴を脱いで堂内に足を踏み入れた瞬間、広大な空間を支える巨大な欅(けやき)の柱群と、隙間なく組み上げられた架構の美しさに息を呑むはずです。2026年現在も、幾度もの火災と再建を乗り越えてきた職人たちの魂がそのまま息づいています。
御影堂の南隣に連なる「阿弥陀堂」は、本尊である阿弥陀如来を安置する本堂です。御影堂よりも一回り小ぶりであるものの、内部は絢爛豪華な金箔と精緻な彫刻が施されており、浄土の光景を立体的に体現したかのような緊迫感ある美しさを湛えています。
建築美を堪能した後に絶対に見逃してはならないのが、御影堂と阿弥陀堂をつなぐ渡り廊下に展示されている「毛綱(けづな)」です。幕末の蛤御門の変による焼失後、明治期に行われた再建工事において、巨大な木材を運搬する通常の麻縄が次々に切断される事故が相いつぎました。そこで全国の女性門徒たちが自らの黒髪を切り落とし、麻と縒(よ)り合わせて寄進したのがこの綱です。現存する最大のものは長さ約110メートル、重さ約1トン。信仰のために髪を捧げた名もなき人々の凄まじい熱量が、ガラス越しに迫ってきます。