座薬の入れ方で痛がらせない3つのコツ!嫌がる子どもへの対処法をプロが徹底解説
座薬の入れ方で痛がらせない3つのコツ!嫌がる子どもへの対処法をプロが徹底解説の要点を詳しく解説してご紹介します。
座薬をスムーズかつ無痛で挿入するためには、肛門の解剖学的構造を理解した事前準備が不可欠です。焦ってそのまま押し込もうとすると、肛門括約筋が反射的に収縮し、強い痛みや粘膜の微小な損傷を引き起こします。
まず最初に行うべきは、座薬の向きと先端の確認です。座薬はロケット型や砲弾型をしており、細く尖っている側の先端を肛門に向けて挿入します。平らな底面側から押し込むと抵抗が大きくなり、強い痛みの原因となります。また、パッケージから取り出す際は爪を立てず、体温で溶け出さないよう手早く扱うことがポイントです。
次に、摩擦抵抗を極限まで減らす座薬が痛くないコツとして実践したいのが、座薬にワセリンを塗る方法です。座薬の先端から側面に少量の白色ワセリンやオリーブ油、あるいは水をごく少量塗布するだけで、滑りが劇的に向上します。油脂ベースの座薬(ハードファット基剤など)は少量の油分や水分となじみやすく、括約筋を刺激することなく滑らかに滑り込ませることができます。
挿入時における最大の難所が、座薬を入れる深さの目安を正しく把握することです。肛門の入り口付近にとどまっていると、排便反射が誘発されて自然に押し出されてしまいます。
- 乳幼児・小児の場合:大人の人差し指(または小指)の第1関節付近(深さ約1.5〜2cm)までしっかりと押し込みます。
- 大人の場合:人差し指の第2関節付近(深さ約3〜4cm)まで挿入し、内肛門括約筋の抵抗を抜けた感覚(スッと奥に引き込まれる感覚)を確認します。
挿入後はすぐに指を離さず、清潔なティッシュペーパーやガーゼを肛門に当て、両側の臀部(お尻の膨らみ)を外側から中央へキュッと寄せて1〜2分間しっかりと押さえることが定着させるための鉄則です。