流行語大賞はおかしい?誰も使わない理由と選考委員の偏りを徹底解剖

流行語大賞はおかしい?誰も使わない理由と選考委員の偏りを徹底解剖について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。

世間とのズレをさらに深刻化させているのが、新語・流行語大賞の決定方法と選考委員の偏りです。候補となる言葉は、まず『現代用語の基礎知識』編集部が読者アンケートなどを基に約30語をノミネートし、そこから有識者で構成される選考委員会(約6〜7名)の合議と投票によってトップテンおよび年間大賞が選出されます。

問題視されるのは、わずか数名の選考委員の主観や思想が「国民の総意」であるかのように発表される点です。選考委員には長年、大手新聞出身のジャーナリスト、作家、大学教授、テレビコメンテーターらが名を連ねており、世代構成や文化的関心が60代以上の特定リベラル層・マスコミ知識人層に大きく偏っているという指摘が絶えません。

この偏りが顕在化したのが、流行語大賞の歴代における炎上事例です。2015年の「アベ政治を許さない」、2016年の「保育園落ちた日本死ね」など、日常会話で広く親しまれたとは言いがたい特定の政治的スローガンや過激なフレーズがトップテンに選出された際、流行語大賞の政治的偏向に対する世論の反発は頂点に達しました。公的・中立的な賞に見せかけながら、選考委員個人の政治信条や政権批判の道具として利用されているのではないかという不信感が、今日まで尾を引いています。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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