座間9人殺害事件の真相と現在|白石隆浩の死刑執行・アパートの今

話題沸騰中の 座間9人殺害事件の真相と現在|白石隆浩の死刑執行・アパートの今について、多角的な視点をご紹介しています。

なぜ白石隆浩は、見ず知らずの若者たちを次々と手にかけていったのか。裁判員裁判を通じて徹底的に審理された座間殺人事件の真相において、世間を驚かせたのは「自殺願望の幇助」などという言説がすべて見せかけであり、実態は極めて身勝手かつ世俗的な金銭の強盗と性的暴行であったという点です。

白石はかつて、歌舞伎町などで女性に風俗店を紹介する「違法スカウトマン」として活動し、職業安定法違反で執行猶予判決を受けていました。このスカウト時代に培った「心に不安を抱えた女性の感情を読み取り、依存させる話術」が、凶悪犯罪のツールとして悪用されたのです。SNS上で「#自殺募集」「死にたい」と投稿している女性に対し、「本当に死にたいなら手伝う」「一緒に死のう」「首吊りの知識がある」と優しく共感を示すダイレクトメッセージを送り、警戒心を解いて自宅へと誘い出しました。

白石自身が公判や法廷傍聴記録で語った動機は、身の毛がよだつほど冷淡なものでした。

「ヒモのような生活をして楽に金を稼ぎたかった」
「最初から金と性的な目的だった。自殺を助ける気など毛頭なかった」

被害者から奪った金額は、数十万円を所持していた女性もいれば、わずか数百円の小銭しか持っていなかったケースもありました。抵抗できない状態にするため、酒や睡眠薬を飲ませて失神させ、背後からロープで首を絞めて殺害。白石にとって被害者は、自らの欲望を満たし、当面の生活費を繋ぎ止めるための「消費物」に過ぎなかったことが、計24回に及ぶ公判の中で白日の下に晒されました。

弁護側は公判において「被害者の承諾があった(承諾殺人罪)」と主張し、さらに犯行時の心神喪失または心神耗弱を訴えて精神鑑定を要求しました。しかし、数カ月にわたる白石隆浩の精神鑑定の結果、パーソナリティ障害の傾向は認められるものの、善悪を判断し行動を制御する能力は完全に残っていたと結論づけられました。自らの保身のために証拠隠滅を図り、発覚を遅らせるための偽装工作を緻密に行っていた点からも、完全責任能力があったことは明白と判断されたのです。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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