女性国会議員の割合と世界順位の真相|なぜ増えないのか徹底解剖

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国際機関が発表するデータは、私たちが漠然と感じている以上に冷酷な現実を突きつけています。世界の議会で構成される列国議会同盟(IPU)の最新調査によると、日本の衆議院における女性国会議員の割合は約15%前後を推移しており、調査対象約190カ国中140位前後という極めて屈辱的な順位に甘んじています。

G7(主要7カ国)の中で比較すると、その異常さは際立ちます。フランス、イギリス、ドイツ、カナダ、イタリアはいずれも下院における女性比率が30〜40%台に達しており、アメリカでも20%台後半を維持しています。日本だけが20%の壁を突破できず、長年にわたり最下位を独走しているのが偽らざる現実です。

世界に目を向ければ、首位を走るルワンダ(60%超)をはじめ、キューバ、ニカラグア、メキシコ、ニュージーランドなどでは議員の半数以上を女性が占めています。かつて「発展途上国」と一括りにされていた国々が、強力な法改正と制度設計によって急速に多様性を確保した一方、日本は30年前と大差ない景色を永田町に温存し続けています。

もっとも、衆議院と参議院では様相が大きく異なります。大選挙区制や比例代表が組み合わさる参議院では、女性議員の割合が27%台まで上昇しており、衆議院の約15%と比べて2倍近い開きがあります。解散がなく任期が6年と安定している参議院に比べ、突発的な解散総選挙に備えて常時地元回りを強いられる衆議院小選挙区の過酷な選挙構造が、女性の挑戦を真っ先に阻んでいる事実が浮かび上がります。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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