戦国元号「元亀」わずか3年で改元の真相と織田信長の権力闘争
今注目を集めている 戦国元号「元亀」わずか3年で改元の真相と織田信長の権力闘争について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。
元号「元亀」は、西暦1570年4月23日(永禄13年4月23日)に第106代・正親町天皇によって改元されました。前元号である「永禄」は、第13代将軍・足利義輝が暗殺された「永禄の変(1565年)」をはじめとする戦乱が続いたため、災異を断ち切る「災異改元」として実施された経緯があります。
「元亀」の出典・由来は、中国の古典『文選』にある「元亀兆を告げ、霊応受くるに休を以てす」や、『書経』の「元亀を問い、協従す」から採られました。「元亀」とは「霊妙な力を持つ大きな亀」や「国家の大事を示す神聖な亀卜(きぼく・占い)」を意味し、天下の安寧と吉祥への強い願いが込められていました。
しかし、改元当初の祈りとは裏腹に、幕府の再興を目論む第15代将軍・足利義昭と、上洛を果たして実権を握りつつあった織田信長の関係は急速に悪化。皮肉にも「元亀」の3年間は、室町幕府230余年の歴史で最も凄惨な動乱期へと突入していくことになります。