華族の末裔はなぜ金持ちなのか?戦後没落を免れた資産のカラクリ

華族の末裔はなぜ金持ちなのか?戦後没落を免れた資産のカラクリについて見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

現代において「華族の末裔が裕福である」とされる最大の物理的根拠は、東京23区の一等地に根を張る不動産賃貸収入です。戦後の混乱期に手放すことなく残された広大な敷地は、高度経済成長期を経て莫大な価値を生み出すドル箱へと変貌を遂げました。

港区、千代田区、文京区、渋谷区といった都心超一等地の邸宅跡地は、一族が設立した資産管理会社を通じてオフィスビル、高級賃貸マンション、コインパーキングなどへ再開発されました。個人で賃貸収入を受け取ると最高55%(所得税45%+住民税10%)の総合課税に晒されますが、法人形態を採ることで法人実効税率(約30%前後)に抑えつつ、一族の親族を役員に就けて役員報酬を分散し、経費計上と相続税対策を同時に進めるスキームが完成しています。

徳川宗家を筆頭とする旧大名家や、岩崎家(旧男爵・三菱財閥創業者一族)のような実業系華族の直系子孫周辺には、こうした同族管理会社が現在も機能しています。派手な消費行動に出ることなく、不動産の信託受益権や安定株主としての配当収入を確実に回収し、信託銀行のプライベートバンキング部門と連携して資産を守り抜く――これこそが、数世代にわたって富が減衰しないカラクリです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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