ブルゾンちえみ「35億」の曲名は?世界的ヒット原曲の真相と現在を徹底解説
ブルゾンちえみ「35億」の曲名は?世界的ヒット原曲の真相と現在を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
これほどまでにネタと一体化していた楽曲ですが、選曲のプロセスは緻密な戦略というよりも、本人の研ぎ澄まされた直感によるものでした。ブルゾンちえみ本人が当時のバラエティ番組や後のエッセイ・手記で明かしたところによると、ネタ作りに行き詰まっていた夜、音楽配信アプリで洋楽をシャッフル再生していた際に、偶然流れてきたのがこの曲の冒頭イントロでした。
「ドラムとベースが入った瞬間、颯爽とオフィス街を歩くキャリアウーマンの姿が頭の中にパーンと降りてきた」と彼女は述懐しています。自身の持ち味である低い声のトーン、独特のメイク、そして歩くテンポ(BPM)を楽曲に合わせることで、あの唯一無二のグルーヴが完成しました。既存の「お笑い=明るくコミカルなBGM」というステレオタイプを真っ向から覆し、海外のスタイリッシュなヒット曲をあえてそのまま使う演出は極めて革新的でした。
この選曲がもたらした波及効果は、海を越えて原作者本人にまで届きます。日本でのネタ披露直後、日本のiTunesランキングで突如として数年前の楽曲が総合1位に躍り出た事態に、オースティン・マホーン本人がSNS上で「日本のファンのみんな、そしてブルゾンちえみ、本当にありがとう!」と驚きと感謝を投稿。そこから事態は急速に展開し、テレビ朝日の『ミュージックステーション』や大型音楽特番での生放送コラボレーション・直接共演へと結実しました。
ステージ上でオースティン本人が生歌を披露する背後で、ブルゾンちえみとWith Bがネタを展開し、最後にオースティン自らが決めポーズを取る演出は、日本中の視聴者を熱狂させました。一介の若手芸人の直感が、国境を越えたカルチャーの交差点を作り出した象徴的な瞬間です。