日本です」を英語でThis Is Japanは実はNg?ネイティブが使う正解表現を徹底解説
日本です」を英語でThis Is Japanは実はNg?ネイティブが使う正解表現を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
「日本です」を英語に直訳しようとして多くの日本人が真っ先に思い浮かべるのが「This is Japan」です。しかし、結論から言えば、自己紹介や滞在地を説明する文脈でこのフレーズを使うと、相手にはまったく意図が伝わりません。最悪の場合、「傲慢な主張」や「奇妙な独り言」として受け取られてしまうリスクさえ孕んでいます。
英語における「This is [国名]」という構文は、目の前にある光景や事象を指差し、「これこそがまさにその国を象徴するものだ」と主張する際に使われる極めてドラマチックな表現です。たとえば、伝統的な寺社仏閣の荘厳な美しさを前にして感嘆を込めて言う場合や、逆に過密な満員電車に揺られながら「これぞ日本の現実だよ」と自嘲気味に呟くような場面で用いられます。映画のワンシーンで「This is Sparta!(これこそがスパルタだ!)」と叫ぶ名台詞と同じ文脈構造なのです。
海外旅行の入国審査や雑談の場で「Where are you from?(出身はどこですか?)」と聞かれ、自信満々に「This is Japan.」と答えてしまうと、相手の耳には「私が日本という国家そのものです」あるいは「ここが日本です(相手がアメリカやイギリスにいるにもかかわらず)」と聞こえてしまいます。指示代名詞の「This」は空間的・心理的に目の前にあるものを指すため、自分自身の出身地やアイデンティティを表す主語としては機能しません。
また、外国人観光客のマナー違反に直面した際、苛立ちから「Here is Japan!」と声を荒らげてしまうトラブルも散見されます。しかし、英語学習コーチとして25カ国の海外担当経験を持つChikako氏が現場の事例として指摘するように、「Here is Japan」という表現も英語の文法・語感としては不自然です。「Here」は通常は場所を示す副詞であり、文頭に置いて主語のように扱うと、命令口調や一方的な押し付けの響きを帯びてしまいます。ルールを伝えたいのであれば、「You are in Japan now.(今あなたは日本にいます)」や「In Japan, we have a rule that...(日本ではこうしたルールがあります)」と、状況や主語を論理的に組み立てるのがグローバルスタンダードな作法です。