ボカロ『神のまにまに』元ネタ徹底解剖!天の岩戸と菅原道真の和歌の真実

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『神のまにまに』のストーリーラインを読み解く上で、最大のベースとなっているのが『古事記』や『日本書紀』に記されている日本神話の超重要エピソード「天の岩戸開き」です。

神話において、太陽の神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、弟である須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴な振る舞いに心を痛め、深く傷ついて「天の岩戸」と呼ばれる洞窟に閉じこもってしまいます。太陽神が隠れてしまったことで高天原(天界)も地上も漆黒の闇に包まれ、あらゆる災いや悪霊が横行する深刻な危機に陥りました。

困り果てた八百万(やおよろず)の神々は、力ずくで扉をこじ開けるのではなく、岩戸の前で盛大な宴会を開く作戦を決行します。そこで芸能の女神であるアメノウズメ(天宇受賣命)が面白おかしく舞い踊り、それを見た神々が一斉に大爆笑しました。外のあまりの賑やかさと笑い声を不思議に思った天照大御神が「暗闇で困っているはずなのに、なぜ皆は楽しそうに笑っているのか」と少しだけ岩戸の扉を開けた瞬間、鏡でその美しい姿を映し出し、怪力の神・手力男命(タヂカラオノミコト)が手を取って外へ引き出したことで、世界に再び光が戻ったのです。

楽曲『神のまにまに』の歌詞には、「天照す光」「鏡」「扉をそっと開けて」「神々が歌い踊る」といったフレーズが巧みに散りばめられており、まさにこの天の岩戸開きの理由とプロセスそのものが、ポジティブなエンターテインメントとして描かれています。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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