実は全身があった!モアイ像の体に隠された謎と最新発掘の真相
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発掘されたモアイ像の体を詳細に観察すると、単なる石柱にとどまらない、当時の豊かな精神文化と優れた美術技術が浮き彫りになります。
特に注目を集めたのがモアイ像背中の模様です。腰のあたりには「マロ」と呼ばれるふんどしのような衣服の表現があり、背中から臀部にかけては三日月形やカヌーのようなモチーフ、鳥人儀礼を連想させる幾何学的なペトログリフ(岩面彫刻)が刻まれていました。これらは当時の島民の高貴な身分を示すタトゥー(刺青)を模したものと考えられています。
一般的な立ち姿とは大きく異なる変わり種も存在します。ラノ・ララクの斜面で発見された「トゥクトゥリ(Tukuturi)」と呼ばれる像は、なんと地面に正座(膝まずく姿)をしており、顎ひげを蓄えた丸顔という極めて珍しい特徴を持っています。ポリネシアの伝統舞踊を踊る姿や祭司の祈りを表していると推測されており、モアイの造形がいかに多様であったかを物語る貴重な遺物です。