アスルクラロ沼津のJ2昇格へ!スタジアム問題の真相と突破口
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アスルクラロ沼津がJ3リーグに参入して以来、常に影を落とし続けてきたのが愛鷹広域公園多目的競技場の施設基準問題でした。2017年のJ3参入初年度に3位、2018年には4位と、本来であればJ2昇格争いの主役に躍り出る成績を残しながらも、クラブはJ2ライセンスを申請することすら叶いませんでした。その最大の障壁が、Jリーグが厳格に定めるスタジアムの施設基準です。
特にクラブ存続の危機として立ちはだかったのが、2020年前後に浮上したスタジアムの夜間照明改修問題でした。Jリーグのレギュレーションでは、照度1,500ルクス以上の夜間照明設備が必須とされており、未改修のままではJ2昇格どころかJ3ライセンス剥奪・JFLへの強制降格という最悪のシナリオが現実味を帯びていたのです。地方自治体の財政難やコロナ禍の打撃が重なり、行政主導での全面改修が難航する中、クラブは背水の陣を強いられました。
この絶体絶命の危機を救ったのが、クラブとサポーターが一丸となったクラウドファンディングプロジェクトでした。目標金額を大きく上回る約1億円規模の支援が集まり、地元静岡東部の企業や全国のサッカーファン、さらには沼津を舞台とした人気作品のファンコミュニティからの支援が結実。2023年春に無事、基準を満たすLED照明設備が完成したことで、ひとまず最悪のシナリオは回避され、本格的なJ2昇格への土台が整うこととなったのです。