広島高校偏差値ランキング2026|基町・広大附属の異変と倍率の真相
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現在の混迷を読み解く上で避けて通れないのが、広島県高校入試制度改革の経緯です。広島県教育委員会は長年にわたり、選抜Ⅰ(推薦入試に相当)と選抜Ⅱ(一般学力検査)という2段階の選抜構造を採用してきました。しかし、中学校ごとの評定格差や、早期に進路が決まる選抜Ⅰによる学力担保の難しさが長らく指摘されていました。
この歪みを解消すべく断行された抜本改革により、従来の二段階選抜は廃止され、現在運用されている「一般選抜への一本化」と「自己表現」の導入へと結実しました。この制度刷新に伴い、広島県公立高校内申点計算方法は劇的な変貌を遂げています。
旧制度では中学3年間のうち中3の評定が重く傾斜配分される傾向にありましたが、現行制度では中学1年・2年・3年の評定が原則として1:1:1の均等比率で評価されます。3学年×各学年9教科×各5段階評価で算出される全225点満点の調査書点は、高校側が設定する配点比率(学力検査:調査書:自己表現=6:2:2など)に応じて圧縮・換算されます。
この配分比率こそが、合否の明暗を分ける装置となっています。基町高校や舟入高校のような難関校では、調査書の配点比率が相対的に低く抑えられ、当日実施される5教科の学力検査(各科目の記述・思考力重視問題)と「自己表現」の得点比重が跳ね上がります。中学1年次からの継続的な評定確保が前提条件となりつつも、最終的な合否は試験当日のパフォーマンスに委ねられるシビアな実力主義へとシフトしたのです。