獣医師になるには?学費と偏差値の現実や後悔しない大学選びを徹底解明
獣医師になるには?学費と偏差値の現実や後悔しない大学選びを徹底解明の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
Q1:文系学部の出身ですが、今から独学や再受験で獣医師を目指すことは可能ですか?
A1:制度上は年齢制限がないため可能ですが、入試のハードルは極めて高いと言わざるを得ません。獣医学部の入試科目は数学III、理科2科目(化学・生物・物理から選択)、英語が必須となる大学が多く、国公立では共通テストの全教科対応が必須です。文系から合格を目指す場合、予備校等で理数系科目をゼロから叩き直し、2〜3年の専念期間を見込む覚悟が必要です。
Q2:獣医師国家試験に万が一落ちてしまった場合、浪人生活はどうなりますか?
A2:国家試験の不合格者は「国試浪人」として翌年の再受験を目指します。ただし、動物病院への内定は「免許取得」が前提条件となっているため、内定取り消しになるか、あるいは無資格の「動物看護助手」扱いで給与を抑えられてアルバイト勤務しながら勉強を続けることになります。既卒者の国家試験合格率は新卒(90%前後)に比べて60%前後にまで低下する傾向があるため、新卒時の一発合格が鉄則です。
Q3:一般企業で働いていますが、夜間大学や通信制で獣医師免許は取れますか?
A3:一切取得できません。日本国内のすべての獣医学科は昼間全日制の6年制教育であり、夜間開講や通信制課程を設置している大学は皆無です。社会人が目指す場合は、現在の仕事を完全に退職し、6年間フルタイムで大学に通学できる生活基盤を構築しなければなりません。
Q4:2026年以降、AIや医療ロボットの普及で獣医師の需要は減りませんか?
A4:画像診断や血液データの自動解析、問診のAIサポートなどは普及が進んでいますが、獣医師そのものの需要が消えることはありません。激しく暴れる動物の身体診察、微細な触診、繊細な外科手術、そして取り乱す飼い主の感情に寄り添うインフォームドコンセントは、AIには代替できない高度な人間的スキルだからです。むしろ、高度なテクノロジーを使いこなせる専門医の価値は今後さらに高まる見込みです。