鼻のかみすぎで耳が痛い・頭痛の真相!危険な中耳炎リスクと最新対処法
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ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「鼻水は全部出し切らないと治らない」「息を止めて限界まで強くかむのが正しい」という言説がまことしやかに語られています。しかし、耳鼻咽喉科専門医の見解は真っ向から対立します。鼻腔内を空っぽにしようとして全身の筋肉を硬直させ、力一杯に息を吹き出す行為は、医学的には「鼻水を自ら奥深くへ押し戻す逆流ポンプ」を作動させているに過ぎません。
特に危険なのが、両方の鼻の穴をティッシュで塞いだまま同時にかむ習慣です。両鼻を塞ぐと空気の逃げ場が完全に失われ、行き場を失った高圧の気流と粘液は、耳管および副鼻腔の開口部へと直行します。すっきりさせたいという一心で行っている行為が、皮肉にも副鼻腔炎や蓄膿症の症状を誘発し、病巣を深部へと拡大させているのです。
さらに「鼻すすりはかむより安全」という逆の誤解も根強く存在します。しかし、鼻をすする行為は中耳腔を強い陰圧(吸い込む力)にしてしまい、鼓膜を奥へ引っ張り込む「癒着性中耳炎」や真珠腫性中耳炎の温床となります。強くかむのも、すすり上げるのも、等しく耳と鼻の解剖学的構造を破壊するNG習慣であると知るべきです。