投票用紙の書き方徹底解説!ひらがなや略称は有効?無効票を防ぐ鉄則
投票用紙の書き方徹底解説!ひらがなや略称は有効?無効票を防ぐ鉄則に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
深夜まで及ぶ開票作業の現場では、1枚の投票用紙を巡って選管職員と政党推薦の開票立会人たちが息を詰めて見つめ合う光景が繰り広げられています。総務省の集計データや過去の国政選挙の開票記録を紐解くと、全国で投じられる無効票の割合は、衆議院小選挙区で約2%〜3%、比例代表で約3%〜4%前後に達します。有権者数百万人規模の選挙において、数十万票もの意思表示が紙屑と化している計算です。
都内の自治体で長年開票立会人を務めてきた関係者は、現場の取材に対して次のように証言しています。
「開票台に集められた票のなかで、最も胸が痛むのは『明らかに特定の候補者を熱心に応援しているのに、無効にせざるを得ない票』です。候補者名の横に小さな星マークを描いていたり、『いつも応援しています』と添え書きされていたりする。本人は激励のつもりでしょうが、公選法上は他事記載として無慈悲に撥ねられます。1票差、数票差で勝敗が決まる地方選や激戦区では、この数枚の無効票が文字通り候補者の人生と地域の未来を逆転させてしまうのです」
ネット上のコミュニティやSNS上でも、「期日前投票でつい癖で自分の名前を署名欄のように書いてしまった」「投票用紙がツルツルしていて鉛筆の字がかすれてしまい、慌てて指で擦ったら真っ黒になって無効にならないか不安になった」といったリアルな告白が選挙のたびに多数投稿されます。
開票現場では、疑問票が出た場合、まず開票管理者が立会人全員に現物を回覧し、公職選挙法の基準に照らして有効・無効の合議を行います。「書き間違いを二重線で消して横に正書してある票」については、抹消の意思が明確であり、かつ特定の人物を指していると立会人の総意で確認できれば有効と判定される運用が一般的です。しかし、筆跡の乱れがあまりに激しく、候補者一覧の誰を指しているのか客観的に特定できない場合は、無効票の烙印を押されることになります。