果糖ぶどう糖液糖とは?砂糖との違いや体に悪い噂の真相を徹底解明

果糖ぶどう糖液糖とは?砂糖との違いや体に悪い噂の真相を徹底解明の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

食品の原材料表示で目にする「果糖ぶどう糖液糖」は、化学的に合成された毒素ではなく、でんぷんを原料に作られる液状の糖「異性化糖(高フルクトース・コーンシロップ)」に分類されます。日本のJAS規格において、異性化糖は含まれる果糖の割合によって厳格に名称が区分されています。

主原料には、主に米国などから輸入されるトウモロコシのでんぷん(コーンスターチ)が用いられます。酵素の力を用いてぶどう糖の一部を果糖へと変化(異性化)させる技術は、実は1960年代に日本の工業技術院通商産業省(現・産業技術総合研究所)の研究所で確立された歴史を持ちます。国内で流通する異性化糖の多くは、コスト面から遺伝子組み換えトウモロコシを主原料としていますが、精製工程でたんぱく質やDNAが高度に除去されるため、食品衛生法上の安全基準を満たした甘味料として広く流通しています。

一般の砂糖(スクロース)との決定的な違いは、分子の結合形態です。砂糖は「ぶどう糖」と「果糖」が化学的に結合した二糖類ですが、果糖ぶどう糖液糖の中ではぶどう糖と果糖が結合せず、それぞれ遊離したバラバラの状態で水溶液中に存在しています。消化酵素によって結合を分解する手間を要さず、体内に即座に吸収される物理的特性が、健康への影響を論じる上での最大の分岐点となっています。

また、アスパルテームやスクラロースといった化学合成された「人工甘味料(高甘味度甘味料)」との違いも整理しておく必要があります。人工甘味料はカロリーが極めてゼロに近い合成物質ですが、果糖ぶどう糖液糖はでんぷん由来の炭水化物であり、1gあたり約4kcalのエネルギーを持つ天然由来の糖質です。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest