江口寿史『ストップ! !ひばりくん! 』未完の真相と27年目の奇跡

江口寿史『ストップ! !ひばりくん! 』未完の真相と27年目の奇跡を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

宙に浮いたままだったひばりくんと耕作の物語に、ついに決定的なピリオドが打たれたのは2010年のことでした。小学館クリエイティブから刊行された全3巻の『ストップ!! ひばりくん! コンプリート・エディション』において、江口自身の手によって連載終了から27年越しとなる真の最終回が描き下ろされたのです。

旧来の単行本と『コンプリート・エディション(完全版)』には大きな違いが存在します。完全版では、江口が過去の原稿に徹底的な加筆・修正を施し、当時の荒れていたコマを現在の熟練したタッチでリファイン。そして最終第3巻の巻末に、新たに描き下ろされた完全新作のラスト5ページが収録されました。

その結末は、大仰なドラマで性別の問題を解決するのではなく、日常の空気感の中でひばりと耕作の関係性を軽やかに、そして少しの切なさを残して描いたものでした。「27年間ずっと心に引っかかっていたトゲがようやく抜けた」と語った江口の言葉通り、作者にとってもファンにとっても長年の宿題が最高の形で果たされた瞬間でした。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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