こそあど言葉とは?指示語の仕組みと大人が誤解する使い分けを徹底解説

こそあど言葉とは?指示語の仕組みと大人が誤解する使い分けを徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

Q1:昔の思い出話をしているとき、「あれは楽しかった」と「それは楽しかった」のどちらを使うのが自然ですか?
A1:話し手と聞き手の双方がその出来事を一緒に体験していた場合は、共通の記憶を指す「あれ(遠称)」を使うのが自然です(例:「あの修学旅行は楽しかったね」)。一方、聞き手はその場におらず、話し手が一方的に過去の出来事を聞かせている状況であれば、聞き手側は「それは楽しかったですね」と中称で相槌を打ち、話し手自身は自分の体験として「あれは忘れられない思い出です」と遠称で語るのが一般的です。

Q2:小学校低学年の子どもに「こそあど言葉」を教える効果的な方法はありますか?
A2:文法用語を教え込むのではなく、身体を使ったゲーム感覚のアプローチが最も効果的です。例えば部屋の中に文房具を配置し、「自分の手元にある消しゴムは『これ』」「お母さんの手元にあるノートは『それ』」「遠くの棚の上にある時計は『あれ』」と声に出して指差す練習をします。距離感による「こ・そ・あ」の変化を体感させた上で、「どれにする?」と質問を投げかけることで、不定称の「ど」まで自然に身につけることができます。

Q3:ビジネス文章で「これら」「それら」などの複数形を使うのは避けたほうがよいでしょうか?
A3:避ける必要はありませんが、指している範囲がどこからどこまでなのかを厳密にする配慮が必要です。箇条書きの直後に「これらの課題を解決するために」と受ける場合は明確ですが、長文の段落の末尾で「これらを踏まえると」と記述すると、段落全体の主張なのか、直前に挙げた1つの事例だけなのかが曖昧になります。曖昧さを防ぐためには「これら3つの施策」「それらの要因」のように、受ける名詞のカテゴリーや数量を明記するのが安全です。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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