バイタルサイン基準値の最新一覧!正常範囲と危険な兆候を徹底解説
バイタルサイン基準値の最新一覧!正常範囲と危険な兆候を徹底解説に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
血圧の基準値は、年齢や血管の老化とともに大きく変化します。日本高血圧学会のガイドラインにおいて、診察室血圧での高血圧基準は140/90mmHg以上、家庭血圧では135/85mmHg以上と定義されていますが、年齢層ごとの適正目標は異なります。
若年・中年層では120/80mmHg未満が理想とされますが、75歳以上の後期高齢者では、過度な降圧によるふらつきや転倒を防ぐため、まずは「140/90mmHg未満(家庭血圧では135/85mmHg未満)」を段階的な治療目標とすることが一般的です。
高齢者のバイタルサインが変動しやすい最大の理由は、動脈硬化による血管弾性の低下と自律神経(圧受容体)の機能低下にあります。血管が硬くなることで収縮期血圧(上の血圧)のみが高くなり、拡張期血圧(下の血圧)が低くなる「孤立性収縮期高血圧」が頻発します。さらに、立ち上がった瞬間に血圧が急降下する「起立性低血圧」や、食後に血液が消化管へ集まることで生じる「食後低血圧」を起こしやすいため、測定のタイミングや体位による変動幅を意識することが欠かせません。