電通が嫌われる決定的理由とは?五輪談合と支配の構造を徹底解剖
電通が嫌われる決定的理由とは?五輪談合と支配の構造を徹底解剖についての最新情報をお届けします。
SNSやネット掲示板、転職口コミサイトなどを定点観測すると、電通に対する辛辣な書き込みは今なお絶えません。世論の反発を形成している現場感覚やネット特有の心理には、明らかな共通項が存在します。
ソーシャルメディア上では、「五輪も給付金も、結局は電通が儲かる仕組み」「テレビ局を顎で使い、国民の興味を無理やり捏造している」といった、巨大な黒幕像に対する嫌悪が目立ちます。さらに庶民の感情を刺激するのが、平均年収1,500万円超(有価証券報告書ベース)という圧倒的な高待遇に対するエリート批判です。日本経済の長期停滞によって実質賃金が伸び悩む中、「下請け制作会社やフリーランスを安く買い叩き、過酷なノルマを課して吸い上げたマージンでエリート社員が豪遊している」という不公平感が、ネットユーザーのルサンチマン(怨恨感情)を加速させています。
実際に大手口コミサイトや社員・OBの手記を検証すると、かつての「猛烈な社風」の生々しい実態が浮き彫りになります。
「クライアントからの無理難題は絶対に断らない。深夜であろうと休日であろうと、連絡が来れば即座に対応するのが美徳とされていた」「深夜の赤坂や六本木での壮絶な接待飲み会、一発芸の強要、上下関係の絶対服従。体育会系の頂点に君臨するノリについていけない人間は精神的に淘汰される構造だった」
関係者が公の場で語った証言の数々は、かつて同社の行動規範であった「鬼十則」の第5条「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……」という精神が、文字通り組織の隅々まで染み渡っていた現実を裏付けています。現在はこの文言は社員手帳から削除されているものの、外部からは「パワハラを肯定する体育会系体質の本質はそう簡単に消えない」と見なされています。