「我以外皆我師」は宮本武蔵の言葉ではない?真意と座右の銘の落とし穴
「我以外皆我師」は宮本武蔵の言葉ではない?真意と座右の銘の落とし穴についての最新情報をご紹介します。
自分以外の存在を学びの糧とする思想は、日本の文学作品に限らず、東洋古典から欧米の警句に至るまで普遍的に存在します。代表的な類語やことわざとの関係を整理しました。
特に孔子の「三人行けば必ず我が師あり(三人行必有我師焉)」は、吉川英治の思想的ルーツの一つとも指摘されています。しかし論語が「善悪の見本を選び取る」という客観的選別のニュアンスを持つのに対し、「我以外皆我師」は、よりラディカルに「自分以外の存在すべてがすでに自分の師である」と位置づける点で、武道的な絶対的主体性が際立っています。
また、グローバルなビジネスシーンで活用できる英語フレーズとしては、直訳に近い"Everyone is my teacher."や、思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの遺した"Every man I meet is my master in some point, and in that I learn of him."(私が出会う人は誰でも何かしらの点で私の師であり、それゆえ私は彼から学ぶのだ)が、ほぼ寸分違わぬ価値観を表現する名句として活用できます。