大臀筋歩行のなぜを解明!中臀筋歩行との違いや体幹後屈の理由と最新改善法

大臀筋歩行のなぜを解明!中臀筋歩行との違いや体幹後屈の理由と最新改善法にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

臨床現場や歩行分析で最も混同されやすいのが、同じ臀部の筋力不全によって生じる「中臀筋歩行」との違いです。中臀筋は骨盤の外側に位置し、主として前額面(左右方向)の水平バランスを司る筋肉です。

中臀筋の機能不全では、荷重側の骨盤が支えきれずに対側の骨盤が落ち込むトレンデレンブルグ歩行や、骨盤の落下を防ぐために上半身を荷重側へ大きく傾けるデュシェンヌ歩行が生じます。これらはいずれも左右の揺れとして観察されます。対して大臀筋歩行は、前後方向(矢状面)で体幹が前後にガクンと動くため、観察する角度と運動面が根本的に異なります。

項目大臀筋歩行中臀筋歩行(トレンデレンブルグ/デュシェンヌ)編集部の着眼点・見極め基準主たる責任筋大臀筋(下臀神経支配・L5〜S2)中臀筋・小臀筋(上臀神経支配・L4〜S1)支配神経と作用ベクトルの違いを確認代償動作が生じる運動面矢状面(前後方向の傾き)前額面(左右方向の傾き・側屈)横から見るか、前・後から見るかで判別可能典型的な歩行の異常パターン踵接地直後に上半身が後ろへ強く反る遊脚側骨盤の沈下、または立脚側への体幹側屈着地瞬間の骨盤水平度と胸郭の傾斜方向を注視二次的に生じる身体リスク腰椎過前弯による腰痛、反張膝、後方転倒変形性股関節症の悪化、腸脛靭帯炎、側方動揺関節モーメントの破綻が引き起こす二次障害に注目

このように、大臀筋歩行 中臀筋歩行 違いは動作の生じる平面にあります。左右に身体を揺らしながら歩くペンギンのような跛行であれば中臀筋を、接地ごとに上半身が後ろへ引けるような動きであれば大臀筋を優先的に疑うのが、歩行観察の鉄則です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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