南極海でサメ発見!寿命400年の正体と極寒の海で起きた異変の真相
南極海でサメ発見!寿命400年の正体と極寒の海で起きた異変の真相に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
深海層の水塊を通じて生息していたとはいえ、近年の観測技術の向上だけでなく、南極周辺の地球温暖化と海水温の上昇によって活動域が劇的に変化している可能性も強く指摘されています。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)や各国の南極観測データによれば、西南極を中心に大陸周辺の棚氷融解が加速しており、海洋循環パターンの変動によって周極深層水が大陸棚の浅い領域へと湧昇(上昇)する現象が観測されています。これにより、従来は物理的・温度的な障壁に守られていた南極大陸棚の浅海部へ、深海捕食者が侵入しやすいルートが形成されつつあります。
南極におけるサメの生息が生態系に及ぼす影響について、保全生態学の専門家は深刻な懸念を示しています。南極の浅海底は数千万年もの間、サメや大型のカニといった「破砕型捕食者(硬い殻を砕いて捕食する動物)」が存在しない隔離環境でした。その結果、殻の薄いウミグモ類やクモヒトデ、ヒモムシなどが独自の楽園を築いてきました。もし水温上昇によってオンデンザメ類やタラバガニ類が浅海へと進出すれば、脆弱な在来生態系が一網打尽に破壊される「生態系のクラッシュ」が現実味を帯びてきます。