ローズマリー木質化の復活術!バッサリ強剪定で枯れる罠と正しい手入れ
ローズマリー木質化の復活術!バッサリ強剪定で枯れる罠と正しい手入れの注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
「茂りすぎたローズマリーの根元が茶色くなったので、短く丸刈りにしても大丈夫か」という疑問に対し、植物生理学に基づいた回答は「緑の葉が残らない位置でのバッサリ切り(強剪定)は絶対に避けるべき」となります。草花と同じ感覚で地際まで切り戻すと、ほぼ確実にそのまま株全体が枯れる落とし穴に直面します。
そもそもローズマリーは、草本(いわゆる草)ではなくシソ科マンネンロウ属の「常緑低木(樹木)」に分類されます。年数が経過すると、自重や強風に耐えるために細胞壁へリグニンという高分子化合物が蓄積し、茎が木質(ウッド)へと変化していくのは健全な成長プロセスです。決して病気や管理ミスが原因ではありません。
問題は、木質化した茶色い幹の内部構造です。緑色の若い茎には節ごとに活発な成長点が存在しますが、完全に木質化した古い幹では休眠芽が埋もれるか退化しており、自発的に新芽を吹き出すエネルギーが著しく低下しています。葉を一枚も残さずに幹だけで切断してしまうと、蒸散による水分の引き上げと光合成による炭水化物の生成が完全に停止し、根から吸い上げた水分を処理できずに根腐れを起こすか、エネルギー枯渇で力尽きてしまいます。