ケミストリーが消えた本当の理由とは?不仲説の真相と2026年現在の姿

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お茶の間の視聴者が「ケミストリーを見かけなくなった」と感じるもう一つの決定的な要因は、日本の音楽業界全体の構造変化にあります。

2000年代初頭に存在していた『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』『うたばん』『ポップジャム』など、ゴールデンタイムの地上波音楽番組が2010年代以降に相次いで終了・縮小しました。アーティストがシングルをリリースするたびに毎週のようにテレビ出演して歌唱するプロモーションスタイルそのものが過去のものとなったのです。

また、ストリーミング配信やSNSでのバズを起点とする現代の音楽シーンにおいて、実力派ベテランアーティストの主戦場は「質の高いライブ空間」へと明確にシフトしました。CHEMISTRYは2017年2月に東京国際フォーラムで開催された再結成ライブ『CHEMISTRY LIVE 2017 -TWO-』で約5年ぶりにデュオ活動を再開。チケットは即日完売を記録し、圧倒的なハーモニーの健在ぶりを証明しました。

テレビのひな壇トークやバラエティ出演を過剰に行わず、音響の優れたホールツアー、ビルボードライブ、オーケストラとの共演コンサートなど、「生で聴く価値のあるプレミアムな体験」を提供することに注力しているからこそ、地上波テレビを主に見ている層からは姿が見えにくくなっているというのが実情です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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