突然の胸痛・息苦しさは危険?肺気胸の原因・初期症状と最新治療法
突然の胸痛・息苦しさは危険?肺気胸の原因・初期症状と最新治療法について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
原発性自然気胸の患者層には顕著な特徴があります。統計上、発症者の多くを占めるのが「10代後半から30代前半」「長身」「痩せ型(低BMI)」の男性です。
この体型に好発する最大の理由は、急激な身体の成長スピードにあります。第二次性徴期において身長が急速に伸びる際、胸郭(骨格)の縦方向の成長に対して肺組織の成長や血管網の形成が追いつかず、肺の最上部(肺尖部)に強い牽引力と陰圧がかかります。その結果、肺の頂点付近の組織が引っ張られて薄くなり、脆弱な風船のような「ブラ」が形成されやすくなるのです。
さらに、自律神経の乱れや急激な気圧の低下、激しい運動時の呼吸圧の上昇、精神的ストレスなどが引き金となり、限界を迎えたブラが決壊します。女性ホルモンが肺組織の弾力性を保つ働きを持つことや、女性に比べて男性の方が急激に胸郭が伸長しやすい点も、男性の罹患率が圧倒的に高い要因として挙げられます。