企画職とは?年収や仕事内容のリアルと「きつい」と言われる真相解剖
企画職とは?年収や仕事内容のリアルと「きつい」と言われる真相解剖について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をお届けします。
転職会議やOpenWorkなどの企業口コミプラットフォームにおいて、企画部門のスコアは「やりがい・成長環境」が高い一方で、「残業時間」「精神的負荷」の項目も突出して高くなる傾向があります。なぜ企画職は「憧れの的」でありながら「きつい」と叫ばれるのでしょうか。
大手日系メーカーの商品企画部門に7年間勤務した現役社員(34歳・男性)は、業界のリアルを次のように吐露します。
「入社前は、カフェでノートPCを開いて斬新なアイデアを練るような仕事をイメージしていました。ですが現実は、毎日のように開発部門から『この納期とコストでできるわけがない』と怒鳴られ、営業からは『こんな仕様じゃ現場で売れない』と突き返される日々です。企画書を作る時間よりも、関係各所の利害を調整して頭を下げる根回しの時間のほうが圧倒的に長いのが実態です」
現場取材から浮き彫りになった「企画職がきついと言われる理由」の深層は、主に以下の3点に集約されます。
- 権限なき責任のジレンマ:企画職はプロジェクトの主導権を持ちますが、開発や営業のメンバーに直接の人事権はありません。強制力を持たないまま、年上のベテラン職人や職人気質のエンジニアを動かさなければならず、凄まじい心理的摩擦が発生します。
- 成果の遅効性と数字のプレッシャー:企画が立ち上がってから製品化・市場投入されるまでに1〜2年を要することも日常茶飯事です。その間、目に見える売上を作れないプレッシャーに晒され続け、いざ発売されてコケた場合、責任の矛先は企画者に集中します。
- 「正解のない問い」を考え続ける精神疲労:ルーティンワークと異なり、作業を終えればゴールという仕事ではありません。「この数字の根拠は十分か」「競合が先に類似施策を出したらどうするか」と、24時間頭の片隅で考え続けることによるバーンアウト(燃え尽き症候群)が多発しています。