溶岩とマグマの違いとは?境目になる境界線と温度・成分の真相を解説

溶岩とマグマの違いとは?境目になる境界線と温度・成分の真相を解説に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

「溶岩とマグマの違いを即答できますか?」と問われた際、最も決定的な回答となるのが地表と地下の境界線です。火山物理学において、地球の内部(地下)にある高温の溶融物質を「マグマ」、それが火口などの噴出口から地表や水中に噴出したものを「溶岩」と厳密に区分しています。

中学校の理科でも「火口から噴出したら溶岩、地下にあるうちはマグマ」と教えられますが、実は科学的には「位置の違い」だけにとどまりません。決定的な違いは揮発性成分(火山ガス)が抜けているかどうかという化学組成の変貌にあります。

地下深くのマグマには、極めて高い圧力がかかっているため、大量の水蒸気や二酸化炭素、二酸化硫黄などの火山ガス成分が溶け込んでいます。これは炭酸飲料のペットボトルのキャップが固く閉まっている状態と同じです。キャップが閉まっている間、気泡は見えず液体の中にガスが溶け込んでいます。しかし、マグマが上昇して「地表」という境界線を越えた瞬間、急激な減圧によってガスが泡となって大気中へ放出(脱ガス)されます。気体成分が抜けた後の高熱の流動体、あるいはそれが冷えて固まった岩石そのものを、地学では一括して「溶岩(Lava)」と定義しているのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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