統一教会の芸能人一覧と現在|合同結婚式の真相から脱会の記録まで追跡
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日本の芸能史において、宗教問題がこれほどまでにメディアのトップを独占した事例は他にありません。1992年8月25日、韓国・ソウルで開催された「3万双国際合同祝福結婚式」。この儀式に、当時国民的スターだった桜田淳子氏と、オリンピック出場経験を持つスポーツヒロイン・山崎浩子氏が参加を表明したことで、列島は蜂の巣をつついたような騒動に発展しました。
桜田淳子の現在と揺るがぬ信仰心
当時34歳だった桜田淳子氏は、1992年6月30日に行った緊急記者会見で「神様のお引き合わせを信じています」と晴れやかな表情で語り、教祖・文鮮明氏によって選ばれた一般男性との結婚を発表しました。彼女は中学時代に実姉の影響で入信し、トップアイドルとして活躍する裏で、15年以上にわたり熱心な信仰を続けていたことが明らかになります。
合同結婚式以降、芸能活動は完全にストップ。夫の地元である福井県などで主婦として3人の子どもを育て上げました。その後、2013年には都内で開催された一夜限りのファン感謝イベントで約20年ぶりに公の場に姿を見せ、2017年および2018年にも単独コンサートを開催して復帰の道を模索しました。しかし、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)から「元信者や被害者に多大な苦痛を与える」として復帰に対する抗議声明が発表されるなど、世論の反発は根強く、地上波テレビなどの本格的なメジャー復帰は叶っていません。現在も信仰自体は捨てておらず、教団の動向を静かに見守っていると報じられています。
山崎浩子が明かした脱会理由と46日間の救出劇
一方、対照的な道を歩んだのが山崎浩子氏です。1992年の記者会見で「文先生を親以上に信頼している」と語り、合同結婚式に参加した彼女でしたが、翌1993年3月に突如として失踪。メディアは「教団による拉致か、家族による救出か」と騒然となりました。
約1か月半後の1993年4月21日、山崎氏は記者会見を開き、正式に教団からの脱会を表明しました。後に上梓された手記『愛が偽りに変わるとき』の中で、彼女は脱会の生々しい内幕を赤裸々に告白しています。
家族や脱会支援の牧師たちによって安全なマンションに保護された山崎氏は、当初「サタンの誘惑に負けてはならない」と激しく抵抗し、一切の対話を拒絶していました。しかし、46日間に及ぶ徹底的な話し合いの中で、教団が信者に隠していた文鮮明氏の過去の言動、教義『原理講論』の論理的破綻、そして信者たちが多額の借金を背負わされて霊感商法に加担させられている客観的証拠を提示され、マインドコントロールの呪縛が解けたといいます。自著の中で語られた「自分が信じていた美しい愛の世界は、巧妙に作られた虚構だった」という痛切な悔悟の言葉は、カルト宗教のマインドコントロールを解く難しさと重要性を世に知らしめる契機となりました。