新仮面ライダー1号の進化と真相|旧1号との違いや裏設定を徹底解剖

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新仮面ライダー1号の誕生を語る上で避けて通れないのが、主演俳優・藤岡弘、(当時:藤岡弘)氏を襲った悲劇的な事故と、そこからの奇跡の生還劇です。当時25歳だった藤岡氏は、第9話・第10話のバイク走行シーンの撮影中、コーナリングでスリップ転倒し、電柱を支えるワイヤーに激突。左大腿骨を複雑粉砕骨折するという、俳優生命はおろか一時は切断や命の危険すら宣告される重傷を負いました。

主演俳優の突然の離脱という絶体絶命の危機に直面した東映制作陣は、番組打ち切りを回避すべく「仮面ライダー2号・一文字隼人」という新キャラクターを急遽創出。佐々木剛氏が代役ではなく「本郷猛の意志を継ぐ仲間」として登場したことで、物語は思わぬ重層性を獲得し、変身ポーズブームとともに社会現象へ発展しました。一方の藤岡氏は、病室のベッドの上で悔し涙を流しながらも、骨に金属ボルトを通す過酷な手術と壮絶なリハビリに耐え抜きました。当時のインタビューや手記において、藤岡氏は「多くの子どもたちの夢を裏切るわけにはいかない。絶対に再び本郷猛としてカメラの前に立つ」という一念だけで激痛に耐えたと述懐しています。

第40話・41話での一時的なゲスト復帰を経て、第53話で完全復帰を遂げた本郷猛は、精神的にも肉体的にも大きく逞しく成長していました。城北大学の優秀な生化学者であり、知能指数600の頭脳と天才的なバイクドライビングテクニックを併せ持つ本郷猛 経歴と変身ポーズは、ここでひとつの完成形を見ます。2号の変身ポーズをベースにしつつも、両腕を大きく左斜め下に構え、そこから弧を描くように右上方へと突き上げる新1号の変身ポーズは、大野剣友会の殺陣師・高橋一俊氏らの指導のもと、藤岡氏の気迫が凝縮された様式美として日本のヒーロー史に永遠に刻まれることになりました。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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