せいろを初めて使う時の正しい準備術!空蒸し手順と失敗防止の鉄則
今注目を集めている せいろを初めて使う時の正しい準備術!空蒸し手順と失敗防止の鉄則について、多角的な視点をご紹介しています。
ネット上のQ&AサイトやSNSに投稿されるせいろのトラブル事例を分析すると、初心者の実に約4割が「初回の調理中に底の木枠を焦がしてしまった」という痛恨のミスを経験しています。高熱のガスコンロの上にせいろを直接セットした結果、鍋の側面からはみ出た炎のあおりを受け、外枠が黒く炭化してしまう現象です。
この惨事を確実に防ぐために導入すべき必須器具が「蒸し板(スチームプレート)」です。蒸し板は中央に蒸気を通す円孔が開いた平らな金属製プレートで、鍋とせいろの間に挟み込むように設置して使用します。
【蒸し板がもたらす3つの決定打】
・直接の炎を物理的に遮断:鍋底から立ち上がるガスの炎がせいろの外枠へ直接回り込むのを防ぎ、確実なせいろ焦げ防止対策となります。
・手持ちの鍋を無駄なく活用:せいろ専用の段付き鍋を購入しなくても、自宅にある直径18cm〜24cm前後の片手鍋や両手鍋に蒸し板を載せるだけで、あらゆるサイズのせいろを水平かつ安全に固定できます。
・蒸気の安定供給:鍋とせいろの隙間から蒸気が逃げるのを防ぎ、高密度の蒸気圧をせいろ内部へと集中的に送り込むことが可能になります。
また、調理中の事故として見落とされがちなのが「鍋の空焚き」です。強火で蒸気を上げ続けると、わずか15分程度で鍋内の水分が蒸発し尽くしてしまう場合があります。空焚き状態になると、鍋が高熱化して蒸し板やせいろの底面を急速に焦がすだけでなく、最悪の場合は火災事故へと発展します。調理中は常に「鍋の湯量」に目を配り、水位が下がってきたら必ず沸騰したお湯を足す(差し湯)習慣を徹底してください。